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死を飲み込むインドの川底の白日夢

インド、ガンジス川は死者を葬る聖なる川として、日常と死が隣り合わせています

百年泥1911
「百年泥」石井遊佳/南インドで日本語教師の女性が出遭う不思議な物語です

百年に一度の洪水に見舞われた後の泥の周りで各地から多くの人が集まります
赴任早々インドの言葉が分からないはずなのに彼らの言っていることが理解できます
泥の中から、昔の友人や恋人、故人、さまざまな記憶が時間を超えて掘り返されます
一世紀いろんなものをため込んだ川の底から泥の異臭とともに現在に現れ出ます

死が日常の一部のインドの風土の中でなら起きてもおかしくない白日夢です

( ̄^ ̄の)ゞ


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アート作品をいろんな人の手でつくり上げる

京都府立京都学・歴彩館のホールに何やら楽し気な小屋が展示されています

モザイクタイル展1910 モザイクの小屋部分1910
秘密基地のようで、よく見ると、小屋もベンチもモザイクタイルで飾られています

造形作家・外村まゆみさんと京都府立盲学校の生徒さん、ボランティアの制作です
色鮮やかなモザイクタイルは、色の微妙な違い、独特の触感をもっています
部分部分見ていくと、うまくつくってるな~って感心します
ワークショップを通じて子どもから大人までが作品作りに参加しているのがいいです

小屋の内部に入ってみると外とは一味違った海の世界を体験できます

.゚+.(・∀・)゚+.


見えないところから見えてくるもの

解体されたからこそ、民家の軸組みの中に大工さんの職人技を見ることができます

Lixilギャラリーものいう仕口1910
LIXILギャラリー大阪で開催中の「ものいう仕口 白山麓で集めた民家のかけら」展です

建築家・瀧下嘉弘さんが民家の移築や保存を通じて収集した木のかけらです
かけらといっても、柱と梁を木の性質を生かして穴を掘って組む仕口の木片です
組み上がってしまえば見えることなく、解体されるまではその仕組みは分かりません
昔の大工さんは見えないところに芸術的ともいえる精密な仕事をされています

木の仕事に対する愛情、職人魂を感じ、かけらというより美術彫刻を見るようです

o(^▽^)o


警察人情物語

多くの時代小説を書かれている山本周五郎には珍しい警察事件ものです

寝ぼけ署長1910
「寝ぼけ署長」山本周五郎/発表当初は覆面作家として作者名は伏せていたらしい

主人公の署長は、周囲には呑気で無能に思わせながら事件を解決していきます
特に貧乏長屋に住む人に寄り添い、彼らからは愛されていました
単なる探偵もの、謎解きではなく、全ての山本作品に流れる人情味があふれています
山本作品を映画化している黒澤明が撮ってたら署長はやっぱり三船敏郎かなあ

山本周五郎にしか書けない警察ものにやさしい気持ちになれます

(○・_ゝ・○)ノ


光と影、いとをかし

黒い養生シートも光の当たり方次第では見え方が違ってきます

団地養生シート1909
しわの寄り方によっても模様が生まれる

太陽の方向が変わって、間もなく見えなくなり元の黒いシートになりました
一瞬の偶然が作り出す造形に心惹かれます

いとをかし

(」*´∇`)」


善人は報われる人生哲学

大好きなチャップリンの映画には、前向きになれる映画があります

街の灯1908
「街の灯」淀川長治さんによるとチャップリンはエンディングを悩んでいたらしい

貧しい盲目の花売り娘の手術代を稼ぐため放浪者チャップリンが奮闘する物語です
彼のおかげで目が見えるようになった娘が放浪者が恩人だと気づかないまますれ違う
最初、そんなエンディングシーンだったらしいがチャップリンは撮り直しました
「これではいけない、いいことをした人が報われないのはおかしい」と

そしてあの名シーンが生まれました・・・観てない人は必見です

(T_T)


古典文学に見るヒット作品の法則

古典文学には、読む者を惹きつける物語のエッセンスが詰まっています

虐げられた人びと1908
誰もがエゴイストと思わせる「虐げられた人びと」(1861) ドストエフスキー

強欲な公爵のボンボン息子と、公爵と敵対する管理人の娘との恋愛を中心に描きます
無邪気なエゴが他人を傷つけ読者をイライラさせるのは話しがうまい
特権階級の悪、スキャンダル、かなわぬ恋、隠された出生の秘密、親子の愛と意地・・・
最後に善人が報われないのが納得いかないものの、いろんな展開に面白く読めます

あっ、これってどっかで聞いた話、と思ったら韓国ドラマです!

(*´ω`)┛


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