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東山までもわが庭

京都南禅寺周辺には明治から昭和初めに建てられた別荘がいくつか見られます

無鄰菴1503
無鄰菴/大河ドラマでおなじみ松下村塾の門下生でもあった山縣有朋の別荘です

敷地の大半を占める庭園は有朋自ら設計・監督をし明治29(1896)年に完成しました
庭園は造園家・7代目小川治兵衛(1860~1933)の手によるものです
琵琶湖疎水からの水を取り入れ池を中心に園路を巡ることができる池泉回遊式庭園です
外部とは塀や植木で区切り東山を借景に取り入れ奥行きのある庭園をつくっています

敷地にとどまらず周囲の自然をうまく取り入れているのは造園家の匠の技です


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人としてのあり方を考える

自分の歩んできた道は脇目もふらず歩いているときにはどんな道なのか分からないものです

ながい坂1503
「ながい坂」 山本周五郎/下級武士の子・小三郎が成長出世する物語

小三郎は自分をと取り巻く人々との関わりながら生きてゆくことに苦しみもがきます
人間は弱いものであり善悪清濁あわせもつ、それが人間の最も人間らしいこと
正直に人間らしく生きてゆくことで家中の勤めを果たし家族との愛をつくりあげてゆきます
そして何事をなすにも必要な時間、時期というものはあります

人間の生き方を娯楽小説を通して語りかけてくる佳作です


外壁の色決め

N&N邸の外壁の吹き付け材の色を打ち合わせました

NN外壁色決め1503
太陽の下に色見本を並べて検討します

事前に用意しておいたA4大の大きさの色サンプルを見てもらいました
この大きさで見ると小さなチップや色見本帳とは違う印象を受けます
実際に色をつける現場の空の下で日にかざしたり日影に置いたりして試します
当初考えていなかった色が意外によかったりします

色が決定して来週から作業にかかります


サクラ見フライング

各地でサクラの開花宣言が出されています

円山公園1503 円山公園桜1503
京都・円山公園は咲いている木も数本ありますが楽しむには今一歩

開花を待ちきれない人たちが早くもゴザで場所取りです

天気のいい青空の下でお弁当広げるだけでも気持ちのいいものです


西陣の近代建築

今出川通りに立つモダンな建物は大正3(1914)年に建てられました

西陣織物館1503
101年目を迎えた建物は補強、改修され現在は京都市考古資料館として使用されています

もともとは西陣織物館として本野精吾(1882‐1944)の設計によって建てられました
装飾を抑えたデザインはドイツ留学で経験したモダニズムの影響が現れています
1階から3階へ続く階段は家具デザインも手掛ける建築家ならではの繊細さをもっています

6月21日まで建築家・本野精吾を紹介する展覧会が開催されています


勝てばもう一本!

京都伏見・藤森神社でこんな自動販売機を見つけました

藤森神社馬自販機1503
馬が駆けている絵が描かれ購入ボタンを押すと馬のいななきが聞こえてきます

あたりが出ればもう一本!

勝ち運・馬の神様だけに運試しに買っていく人がいるかな・・・


地中に立って支える

文園ハウスは地盤改良工事が行われました

Ino地盤改良1503
穴ぼこのような箇所が杭です

今回は柱状改良工法を採用しています
約1.8m間隔で直径50cm、長さ2mの杭が地中の支持層に届くまで打たれています
ドリル状のもので地中に掘り進みその穴にセメントミルクを混ぜ円柱状の杭をつくります
地中に立った柱で建物を支えます

天候もよく工事は1日で終了しました


今の時期に見る消費社会

年度が替わるこの時期は引越しの季節でもあります

大型ごみ家具1503
家具のフリーマーケットではありません

引越しの際に整理していったのでしょう道路脇に大型ごみのこんな風景を時々見かけます
テーブルやたんす、椅子など家具類が並べられ空地がまるで住空間に変わっています
ここで生活ができそうです

それにしてもいいものを長く使うといった文化はなくなったなあ

ボーっとしたい

春間近のうららかな日曜日

近所の池釣り1503
近所の池では釣り竿を垂れている人を見かけるようになりました

釣り人は釣ることにあくせくせず野鳥を双眼鏡で眺めながらのんびりボーっと
自分もそれをボーっと眺めて欠伸なぞしながら時間を過ごしています

要は春の陽気を楽しみたいだけです


名建築家が思う住宅の設計

建築家・村野藤吾(1891-1984)の住宅作品を集めた展覧会が行われています

村野藤吾住宅デザイン展1503
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館で開催中です

村野は雑誌の中で住宅の設計の大切さを語っています
 「住宅はもっとも人間に直結しており、また施主と建築家がまさに一対一で向かい合う」
 「大建築の設計をする建築家になるためにも住宅設計の修練を積まねばならない」
 (「設計について」『建築と社会』1951年7月号)  ~展覧会のあいさつ文より

これまであまり紹介されることのなかった作品が原図と模型で紹介されています


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